“私も何か自分で思ったことを行動に移そう!そうすれば、きっともっと鮮やかに見えるものが増えるはずだわ” そう思って、この間から車の教習所にも通うことにした。 毎日バイトが終わって、家の前の坂道を自転車で登ってくる頃には、案の定体はくたくただったけれど、それがまた良かった。 何かを頑張ったと思える度に手応えを感じた。 この時の私は、現の瞳に映っている自分が、とびきり輝いているものでありたいと願っていた。