家に帰り、少ししてから、明から電話があった。
「もしもし?」
「俺、明。別に問題は無かったんだけどさ、暫く安静にしてろって言われたから、学校休むわ」
「...そっか。今は家?体調はどう?」
「おう。別に、目眩もしねぇし頭も痛くねぇし。全然心配いらねぇよ」
「分かった。じゃあ、安静にしてなきゃね」
「おう。じゃあ、またな」
「...うん」
電話を切り、ベッドに寝転がる。
これで、終わりにしよう。
零れ落ちる涙を、抑えきれなかった。
明の前では、笑っていよう。
明日も、笑っていなきゃいけない。
だから、今だけは。
俺は家族に聞かれないように、声を押し殺して泣いた。
「もしもし?」
「俺、明。別に問題は無かったんだけどさ、暫く安静にしてろって言われたから、学校休むわ」
「...そっか。今は家?体調はどう?」
「おう。別に、目眩もしねぇし頭も痛くねぇし。全然心配いらねぇよ」
「分かった。じゃあ、安静にしてなきゃね」
「おう。じゃあ、またな」
「...うん」
電話を切り、ベッドに寝転がる。
これで、終わりにしよう。
零れ落ちる涙を、抑えきれなかった。
明の前では、笑っていよう。
明日も、笑っていなきゃいけない。
だから、今だけは。
俺は家族に聞かれないように、声を押し殺して泣いた。