あたしはそう思うと、やがて覚悟を決めて翔太に言った。
「…大丈夫」
「!」
「それでも、平気」
そう言って、顔を上げて翔太を見遣る。
その時目が合った翔太は、あたしのその言葉にビックリした顔をしていて…。
だけど、あたしをいとおしそうに見つめると…やがて「世奈ちゃん…」と囁いた翔太の顔が近づいてきた。
…普通の、いつも通りのキス。
それを何度か、繰り返す。
でも、そのいつものキスはやがて…深いキスに変わっていって…。
そのうちに立っていられなくなったあたしの腰を、翔太が片腕で支えてくれる。
唇を離すと、至近距離で目が合って…あたしは赤くなったままの顔を見せまいと翔太から顔を背けるようにうつ向いた。
…けど。
「ひゃっ…!?」
「…、」
その時いきなり体が浮いて、あたしは翔太にお姫様抱っこをされながらすぐ近くのベッドに運ばれた。
翔太は優しくあたしをベッドの上に寝かせると、その上に覆い被さってくる。
「………っ、」
翔太の向こうには、寝室の天井があって。
翔太が上から、黙ったままあたしの目を見つめる。
…真剣な、だけどいとおしそうに見つめてくれる翔太の目。
でも、あたしが恥ずかしさでその目から顔を背けると…

