あたしは健の隣に並ぶなり、バイト探しをしていたことを伝えようとするけど…
そう言えば…健に言ってたんだったよね、バイトのこと。
あたしはそう思うと、健に言った。
「っ…ね、そう言えばバイト!さっきね、すっごい良いの見つかったんだよ!」
「え、」
「あのね、履歴書とか面接もない楽なバイト!月曜からって早速決まったの!」
あたしはそう言うと、満面の笑みで健にピースサインをつくる。
…だけど、あたしのその言葉に、一方の健は何故か微妙な顔。
「すげーな」とか言ってくれると思ってたのに、そいつは「は?」とでも言いたげな顔してる。
「…ちょっと、もう少し嬉しそうに…ビックリしたり、出来ないわけ?」
そんな健にあたしがそう言うと、健が言った。
「や、だってお前…履歴書や面接がいらないバイトって…そもそもそんなのあんの?」
「あるから決まったんじゃん」
「…そうかもしれないけど、」
「?」
健はあたしの言葉にそう言うと、ふいに…独り何かを考え出す。
…なに?どうしたの、

