兄貴がイケメンすぎる件


顔が赤いよー。


翔太はそう言うと、悪戯に笑う。

その言葉に、あたしは実際にドキドキしつつ…でもやっぱり、ちょっと悔しい。

そう思いながら、



「しょ、翔太だって…」



あたしが何か言い返そうと彼の方を向くと、次の瞬間…



「…!!」



ふいに、翔太の顔が近づいてきて…唇が重なった。

…微かに感じる、オレンジジュースの味…。


突然のキスに、思わずあたしの心臓がドキ、と大きく反応するけれど…

それはすぐに離されて…少し顔が赤い翔太と、至近距離で目が合う。



「…い、いきなりはやめてよ」

「だって世奈ちゃんが可愛いから、」

「…っ!」



嫌だった?


そう聞かれるけど…嫌なわけがない。

むしろ嬉しく感じるあたしは、首を横に振ると、もう一度翔太とキスをして…