兄貴がイケメンすぎる件


…………


「今、オレンジジュース淹れますね」



そのあと、あたしは翔太くんや結菜さんに連れられて、リビングに入った。

そして翔太くんとソファーに座るあたしに、結菜さんがそう言って冷蔵庫に向かっていく。


ああ、気を遣わなくてもいいのに。


あたしが冷蔵庫の前に立つ結菜さんの後ろ姿を見ていると、翔太が結菜さんに聞こえないような小さな声で言う。



「ごめんね、世奈ちゃん」

「え?」

「いきなりで。二人きりじゃないし、落ち着かないでしょ」



翔太はそう言うと、申し訳なさそうな顔をする。


…いや、でも、翔太と二人きりでもたまに落ち着かなかったりするんだけどね。


あたしがそう思いながら「いいよ」と首を振ると、結菜さんがオレンジジュースが入ったコップを運んできてくれた。



「はい、どーぞ」

「あ。ありが…」

「じゃあごゆっくり~」