そして結菜さんのあまりの勢いのよさに、思わず翔太の頭がドアにぶつかって、ゴン、と鈍い音を立てる。
だけど翔太はそんなことには構わず、あたしをチラチラと気にしながら必死で結菜さんを離そうとしていて…
「ゆ、結菜、離れてよちょっと、」
「いーやー!もう超寂しかったんだからね!最近ラインしても返事くれないじゃん!」
「や、それは悪かったけど、今は彼女がっ…!」
「は…彼女!?」
結菜さんは翔太のその一言に即座に反応すると、バッと翔太から少し離れて顔をキョロキョロさせる。
けど、あたしの存在はすぐに見つかって…
「…?」
何故か、あたしは結菜さんにじーっと見つめられる。
な、何?
あたしはそんな彼女の様子を疑問に思うけど、でも同時にあたしも結菜さんを見てしまう。
だって…結菜さんってすっごい可愛いんだもん!
写メで一度見たことがあったけど、実際に見てみるともう本当に可愛い。
目がパッチリしてて、何かどことなく雰囲気が翔太に似てる?
翔太もそうだけど、結菜さんも小動物みたい。
あたしがそう思っていると、やがて結菜さんがやっとあたしに向かって口を開いた。
「え…あ、翔太お兄ちゃんの…彼女!?あ…あなたが!?」

