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その後は、公園を出ると翔太のマンションに行った。
もうすっかり見慣れたその場所に着くと、翔太が鍵を取り出しながら言う。
「夕べ、クッキー作っててまだいっぱいあるんだけど、世奈ちゃん食べる?」
「食べる!」
そう言って、ドアの鍵穴に鍵を刺し込む。
わーい、翔太が作るクッキーってすごくおいしいから好きなんだよね~。
そんなことを思いながら翔太の隣にいると、その時ふいに彼が言った。
「…あれ?」
「?…どうしたの?」
「鍵が開いてる。…何でだろ」
「!」
今朝確かに閉めていったはずなんだけどな。
翔太はそう言いながら、ドアを開けるなりすぐに靴を脱ぐ。
…しかし、玄関のそこには見慣れない女ものの靴の存在があって…。
あれ、何コレ。

