兄貴がイケメンすぎる件



…………



「本当に良かったの?」

「うん」



翔太の欲しいものを確認したあとは、二人でおもちゃ屋さんを出て公園に来た。

結局おもちゃ屋さんでは何も買わなかったあたしに、翔太がそう言ってくれるけど…目的は終わったし。

あたしは翔太の隣で空を見上げると、独り考えた。


あとは…バイトだ。

何とかして兄貴にハンコを貰わないと。


そう思って自分に気合いを入れていたら、その時ふいに翔太が言った。



「……ね、世奈ちゃん」

「うん?」

「今度の週末なにしてる?良かったら泊まりにおいでよ」

「!」



久しぶりに二人でゆっくりしよ。


翔太はそう言うと、空を見上げている…あたしに目を遣る。


と、泊まりに?


その突然の言葉に、泊まりなんて初めてじゃないのに、昨日のこともあってかあたしは少しドキドキしてしまう。

何か、変に意識しちゃうじゃんね。

あたしは少しだけ顔を赤くしながらも、その言葉に頷いた。



「…うん。行く」