黒板に書かれている座席表では、なんとあたしはあの早月くんの隣になっていた。
席は出席順になっているけれど、どうやら縦ではなく横へ横へと決められているらしい。
…早月くんは、出席順はあたしの次。
うわー、これはマズイな。
そう思って独り頭を悩ませていたら、ようやく美桜もそれに気がついて言った。
「あ、良かったね!翔太くんの隣!」
よくない!!
あたしの席は、教卓から見て前から2列目の左端から2番目だし、
早月くんは前から2列目の一番左端(廊下側)だ。
あぁ、さっきあんなことがあったのにこれは気まずすぎる。
そんなことを思いながら仕方なく自分の席に行くと、そこへたくさんの女子生徒達を引き連れたアイツがやって来た。
…げ、早月くんだ。
ってか、あんなにモテてるのにあたしは今まで全くアイツの存在を知らなかったなんて…。
なんかちょっと、そっちの方が今は不思議だ。
あたしはそう思いながらもなるべくそいつを見ないようにスマホを弄っていたら、早速早月くんの声が聞こえてきた。
「僕の席どこー?」

