兄貴がイケメンすぎる件



その問いかけにあたしは何故か動揺しながらも、「そうだよ」って答える。

するとそんなあたしの問いかけに、健は「ふーん」って相槌を打つと、あたしから顔を背けてしまった。

怒っている様子には見えないけれど、あたしの中で不安が残る。


だけどそれ以上何かを言うこともなく、あたしはキッチンで皿を洗って、お風呂に入った。

着替えは、健の家に来る前にマンションから持ってきた自分の服に着替えて、

あたしは翔太からメールの返信が来ていることに気が付かないまま、健の部屋に戻る。


そして目を瞑っている健の頬に手をあてると、熱を確認した。


…まだちょっと熱いな。


そう思ってその手を離そうとしたら…



「!」



その瞬間、突然健にその手を掴まれた。



「な…なに?」



内心びっくりしてそう聞いたら、風邪のせいか赤い顔をした健が言う。



「ほんとにいいの?」

「いいの?って?」

「本当に今日ここにいるつもりなの?」



その問いかけに、「そんなことか」と思いながらあたしははっきり頷いた。



「もちろん。だって、帰れないって言ったでしょ」



あたしがそう言うと、健が上半身をベッドから起こして話を続ける。



「そんなことしたら…お前どうなるかわからないよ?」



健はそう言うと、その言葉に思わず目を丸くしたあたしの顔を覗き込んだ。