部室棟についた。…あれ?でも…

「麗美ちゃん、部室って許可が出た部活だけが持ってるんだよね⁇じゃあなんで部室があるの?」

素朴に気になったことを問いかけてみた





「ん?ああ。部室棟ってこの通り広いじゃない?あっちの方の部室はほとんど使われなくなって空き部屋になってるから大丈夫だよ」
麗美ちゃんは部室棟の向こうの方を指差した。確かに部室棟広いなあ〜。
高校生になってなんの部活にも入ってない私は驚いた。

なるほど。唯一心配なのは先生が入ってこないか…だよね。

「それはさておき、着いたよ。」
といいながら麗美ちゃんはドアをあける。



ガチャ。と扉が開く音とともに古書のにおいが漂ってきた。