この漫画はみたことないけど昨日見たやつよりも上手で感情がこもってるように思える。
私は二階へ行こうとふと思い、廊下の突き当たりを曲がった。
ドン‼︎
誰かにぶつかった。
「ふあっ!ごめんなさい‼︎」
慌ててぶつかった人に謝る。
「あ、あんた昨日の…」
あ!
「あ、昨日の…漫画が上手な女の子だ…」
そういえば名前を聞いていなかった‼︎
「ハハッ!覚えてくれてたんだ。…私は朝倉 麗美(アサクラ レイミ)よろしく。」
「あ、私は新川 紬です!よ、よろしくお願いします…」
「ふうん、で、紬、その手に持ってるのは何?」
あ!そ、そうだった…!
「じ、実はさっき廊下で拾って…これは麗美ちゃんのだよね⁇」
「ふうん…確かに私の漫画だ。ありがと。」
「ところで麗美ちゃんはなんで二階に?」
「二階?ってゆーか…部室棟に行ってた。」
私たちの学校は二階の西校舎から外へ続く階段で部室棟に行く。
「え、なんの部活してるんですか?」
「あ、それはノーコメント。だって許可もらってないから。」
あ、許可もらってないんだ…
この学校では先生の許可をもらっていない部活は、生徒会が見つけ次第に潰される。
私はつい二ヶ月前くらいに「文房具愛好会」とやらが潰されたのを見たことがある。
「でもそれ、バレたらやばいよね⁇」

