ふと顔をあげる。 ーその人は… ー声をかけてくれたその人は… 逢坂くんだったのです… 「あっあっあっ!逢坂くん!だ、大丈夫だよ!つまずいてさー…あは、あはははは…」 必死に作り笑いで誤魔化す。 これだったらバレないはず! 「いや、足ヤバイから。」 ふぇ? ふと足元を見る。 「ぎゃー‼︎」 た、大量出血‼︎ 私の右足からは真っ赤な血がたらりと出ている。 ひいいいい!こんな大量出血したことない! 私は思わず目を瞑る。 「大丈夫、安心して」