ギィイ 屋上の扉があいた。 カチカチ 煙草を加え、ライターで火をつける七瀬。 「……ん?先約か」 「禁煙すよ。」 クソ真面目の大和がいう。 制服着崩してるし、髪染めてるし、 ピアスしてるけど、それ以外の校則 中学の頃から全部覚えて守る人だから。 「あー、だな。」 「七瀬にいっても無駄だよ、大和」 「え?」 「そーだぞ、大和」 七瀬が自分で言う。 「え、麻欧、もしか「如月待ってるから、行こ」」 大和の腕を掴み、屋上を出た。