昼休み。 「麻欧ちゃん」 すぐさま如月があたしに話しかけてきた。 犬かよ。 「ん?」 「昼食べ行こー」 「ん、了解。」 朝買ったおにぎりとパンをカバンから出す。 パシッ あたしの腕を掴んだのは、大和だった。 「ごめん、如月、だっけ」 大和があたしの腕を掴みながら、 如月に話しかける。 案の定、如月は凄い機嫌悪くて 一言も発しない。 「麻欧、一回貸して」 「……一回だけだかんな」 「ぶっ」 吹いちゃった。