「おはよ、麻欧ちゃん」


「はよ」


いつも通りに笑う如月。


「朝早いね」


「え?」


「俺一緒に来たかったのにー」


「あー、ごめん。眠くて考えてなかった」


「………俺、頑張る」


何故か落ち込む如月。
そんな如月に首を傾げていると、
七瀬が教室に入ってきた。


教卓に着くと、
あたしを少しだけ見た気がした。



「委員長」


いつものように挨拶をし、
七瀬が話始める。