あたしを見てから、 七瀬を見る。 目の色が変わった。 「あらぁ。七瀬先生じゃないですか。また来てくれたんですか?」 ここはなんだ。キャバクラよおい。 って思うほどの声と言葉。 断じてお前のためじゃねえよ。 子供のためだよ。 「佐崎、容態は。」 「まだ、目を覚ましていません………もう起きなくてもいいのに。」 呟いた言葉は、あたしにとって、 つーか普通の人だったら 最低だと思う言葉。 こんなんだから 死にたいって思ったんだな。 ま、あたしには分からないけど。