ピッ…ピッ…ピッ…


規則正しくなっている音。


瞼を上げるのに眩しすぎるくらいに
感じる室内に差し込む太陽。




「起きたか」



落ち着く。

誰だかなんて分かってる。



「あの生徒は………」



「生きてる。」



「良かった。あたしは?」



「生きてるに決まってんだろーが。」



ふふふと笑う。



生きてたんだ。良かった。

飛び降りたと分かった瞬間から、
背筋に嫌な汗が伝った。

居てもたってもいられなかった。