「イヤーーーーーァ!」





叫び声が街を包む。

確実に嫌がっている声。




周りを見ると見て見ぬふりをして
立ち去っていく人ばかり。


最近こういう事がよくある。


あたしは下校してバイトから
帰宅途中だった。



無責任な人間ほど嫌いなものはない。




あたしは走って声の方へと走った。