「別にっ!それよりどうして颯は来てくれたの?」

すると颯はため息を大きくついた。

「テスト勉強しすぎてぶっ倒れてまで来たかったんじゃなかったの?ここに。」

颯が指差す先にはキラキラ輝く大きなクリスマスツリー、颯があまりにもずんずん早く歩くからいつの間にかここについてることに今気づいた。

「それとも、俺との約束よりクラスのほうに参加したかったわけ?」

「違うもん!あたしは颯と過ごしたいってすっごく思ってたもん!」

ついつい大きな声をだしちゃった。周りの人があたしたちをみてる。恥ずかしい…

うつむいてると急に視界が暗くなった。