きょうは自然に目が覚めた。
枕元の目覚まし時計を見てもまだ六時半。
でも目はスッキリしている。
カーテンを開けると明るい朝日が差し込む。
今日はいい天気。
あたしは大きく伸びをした。
携帯のカレンダーを見ると、確かに3月10日、今日は卒業式だ。
そう、あたし藤咲実結は今日の良き日、高校を卒業します!
なんちゃって!
一人卒業式ごっこをして鏡に向かって笑ってみる。
うわ!ひどい寝ぐせ!
ちゃんと直さなきゃ!
こんなんじゃせっかくの卒業式が台無しになっちゃうよ。
あたしはパジャマの上からパーカーを羽織るとまだ寒さの残る廊下に出た。
まだみんな寝てるみたい。
こっそりと洗面台にたつと櫛と寝ぐせ直しを駆使して寝ぐせを直しにかかる。
うーん、なかなか厄介だな…
やっとのことで寝ぐせを直し、顔を洗った。
「実結、おはよう。」
鏡越しに顔を覗かせたのは朝から可愛い真結ちゃん。
「おはよう!真結ちゃん。」
「後ろ、はねてるよ!ほら櫛貸して。」
真結ちゃんが櫛で丁寧にあたしの後ろ髪をといてくれる。
「実結、ちゃんと颯の第二ボタンもらうんだよ?」
第二ボタン?
そうだ、あたし颯に言ってない!
枕元の目覚まし時計を見てもまだ六時半。
でも目はスッキリしている。
カーテンを開けると明るい朝日が差し込む。
今日はいい天気。
あたしは大きく伸びをした。
携帯のカレンダーを見ると、確かに3月10日、今日は卒業式だ。
そう、あたし藤咲実結は今日の良き日、高校を卒業します!
なんちゃって!
一人卒業式ごっこをして鏡に向かって笑ってみる。
うわ!ひどい寝ぐせ!
ちゃんと直さなきゃ!
こんなんじゃせっかくの卒業式が台無しになっちゃうよ。
あたしはパジャマの上からパーカーを羽織るとまだ寒さの残る廊下に出た。
まだみんな寝てるみたい。
こっそりと洗面台にたつと櫛と寝ぐせ直しを駆使して寝ぐせを直しにかかる。
うーん、なかなか厄介だな…
やっとのことで寝ぐせを直し、顔を洗った。
「実結、おはよう。」
鏡越しに顔を覗かせたのは朝から可愛い真結ちゃん。
「おはよう!真結ちゃん。」
「後ろ、はねてるよ!ほら櫛貸して。」
真結ちゃんが櫛で丁寧にあたしの後ろ髪をといてくれる。
「実結、ちゃんと颯の第二ボタンもらうんだよ?」
第二ボタン?
そうだ、あたし颯に言ってない!