思いきって図書室に入った。

よかった…いないみたい。

安心して鞄をとろうと机に向かった。

「大丈夫?」

「ひゃあっ!」

突然後ろから声をかけられて、そばにあった机の角に腰を強打!

「…痛い…~」

痛くて痛くて、その場にしゃがみこむ。

「…大丈夫?」

痛みをこらえながら顔をあげると、そこにいたのは颯でも、星野君でもなくて…

「都築君…」

なんで…あっ、今日は都築君カウンター当番なんだ。

…もしかして、見られた?

「あっ、あの、さっきのは違うの!」

「そうなの?あ、そうだ。さっき中原君が探しに来たよ。」