頭を指差され、手で触ってみると、小さな付箋のようなものがついていた。

見てみると、そこには

"寝顔もかわいい先輩、ちゃんと俺が仕事しときましたから!大丈夫ですよ!"

ああっ!

当番忘れてた上に寝ちゃうなんて、ほんとに先輩失格だ!

星野君に悪いことしちゃったな…

「なあ、それ誰がつけたの?」

颯がピッとあたしの手から付箋を奪い取る。

「あ、えっと、同じカウンター当番の一年生…」

「…そいつ男?」

「うん、そうだけど…」

どうしたんだろう…なんか颯、顔恐いよ?

「…男の前で寝てんじゃねえよ。」

そう言うと飛んでくる颯のデコピン。

…これは、もしかして、まさか…

…ヤキモチ…!?

だとしたら、嬉しすぎる!