絶対やせて貰います。


「こいちゃんこんにちは。よく来てくれたわねー」

にこにこと笑顔で出迎えてくれたマリアさんに自然に零れる笑顔で挨拶を返す

「マリアさん、こんにちは。お邪魔します」

マリアさんの入れてくれたコーヒーを飲みながら朝食とお昼に何を食べたのかを聞いてみる。

「こいちゃんと下ごしらえした材料でちゃんと和食を食べたわよ

ストックして貰ったお出汁でちゃんと味噌汁も作ったし、

でもお昼は作り置きしてるパスタソースでイタリアンにしちゃったけど……」

テヘッと悪戯っ子みたいに舌を出して報告するマリアさん。

「直ぐに全ての食事を和食にしなくても大丈夫ですよ

ただ食べる量には気を付けて欲しいですけど……

腹八分目を目標にして少しずつでも食べる量を減らして下さいね」

「了解、それなら続けられそう」

マリアさんが嬉しそうに微笑んでそう言ってくれた。

それから暫くしてひかるちゃんが帰宅すると三人で夕食の準備に取り掛かった。

まだ和食作りに自信のないマリアさんの要望でストック用のお出汁も作る、殆ど準備が済んだところで自宅から持って来た錦野家の味を1冊のファイルに纏めたレシピをマリアさんに差し出す。

「これは祖母や母から教わったり、私がダイエット始める為に料理本や料理サイトから良さそうな料理を書き出したりした物です。

食べてみたい料理があったら一度は一緒に作ってみましょう。

でも最終的な味付けは小岩井家の皆さんの好みに変えてくださいね」

「こいちゃん凄いね……写真付きでどれも凄く美味しそう」

「ホントだ、今度これ作りたい」

二人はほぉーと感心して興味深そうにファイルを捲っている。