絶対やせて貰います。


小岩井家に泊まった翌朝、早速食事の準備に取り掛かったところからダイエット作戦が始動する事となった。

日曜日の早朝なのにも拘らず旭君のお父さんはもう外出してしまったらしい。

結局『三人がダイエットを始める事になりました』

そう説明が出来ないままになってしまったのが心残り。

マリアさんにキッチンに入らせて貰い食材をざっと見て和食用の食材が殆どないことが分かり、朝食が済んだら買い出しに行こうとマリアさんと手を動かしつつ会話を進める。

「母も洋食ばかり作ってたから和食を上手に作れなくて……

それから和食は外食の時に食べるようになったの」

「もし嫌いでなかったら油もあまり使わなくて済む調理法も多いから食事は和食に切り替えて欲しいと思っています。食べれないって事はないんですよね?」

これで和食が苦手と言われたら考えていたよりもかなり難しいチャレンジになるなと焦りが滲む。

「家族全員和食は好きよ。私が上手に作れないだけなの」マリアさんの話しにホッと胸を撫で下ろす。

目の前にある食材でどうにか和食らしきモノが出来ますようにと慣れないキッチンで奮闘の末に出来上がった朝食メニューはこんな感じ。

・ごはん(ご飯茶碗一杯分だけ)

・お味噌汁(味噌スープぽいけど)

・出し巻き卵(大根おろしが欲しかったな)

・グリーンサラダ(食事の主役です)

・トリムネの酒蒸し(ニラダレ添えで)

皆が席に着いて箸を持ったところに、「ちょっと待ったー」と声を響かせた私。