「川口中学校のみなさんに今から、鬼ごっこをしてもらいます!」

「…え?」

みんながざわざわしだした。

「あ、なにか喋ったら、喋った方を切断します。」

「なに言ってんだよ。こんなイタズラやめろよ(笑)」

ある男子がそう言った。

すると

バンッ

勢い良くドアが開けられた。

そして、一人の黒い服を身にまとって、顔が全く見えない人が入ってきた。

その右手にはナイフを持っていた。

それも、巨大な。

…スパン…


…何が起こったか分からない。

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!」

…そう、男子生徒が今、

右腕を切断されたのだ。

…嘘でしょ…

「これで信じてもらえたでしょうか。切る順番は、右腕→左腕→右足→左足→頭となっております。これでも死ななかったら、殺します。市内ならどこでも逃げていいです。市外には行けないようになってますから。あと、死んだらそこまでです。この『ゲーム』は、一週間続きます…。さて、何人が生き残れますかね…?ククッ」

「…ねぇ、あなたは誰な…あっ…」

ドンッ…

スパン…

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!!!」

ボト…

女の子の右腕が落ちた。

「…はぁ…。何度言ったらわかるんですか。質問はありますか?あったら殺します。」

シーン…