「莉奈(リナ)ー。おはよ!」

「凛(リン)、おはよ!」

私は、奥原 凛(オクハラ リン)。

いつもどうりの登校。

親友の莉奈と家が隣ということもあって、小さい頃から仲良し。

同じ幼稚園、同じ小学校、同じ中学校…

家族と同じぐらい一緒にいる。

「…凛!!水野(ミズノ)先輩だ!!」

「ほんとだ…!!!かっこいい…」

水野先輩とは、超イケメンで、男女関係なく人気。

でも、なかなか声はかけれない…。
だって…

「み、水野先輩っ…」

「あれ、うちらと同い年の1年の子だよね…」
と、莉奈が囁く。

「わ、私…水野先輩が好きですっ…」

「…そうゆうの、うざい。」



女の子は大泣き。

「水野先輩って、かっこいいけど、クールすぎるよね…」

「そうだよね…」

とかいってたら、学校についた。

ガラガラ…

「凛ー。莉奈ー。おはよー」

そう言って声をかけてくれたのは、…

「悠(ユウ)、おはよ」

これまた幼なじみの悠。

私は軽く挨拶をして、自分の席についた。

キーンコーンカーンコーン…

チャイムがなった。

「みなさん、おはようございます」

…あれ?
いつもなら先生が入ってくるのに…

なんで放送…?