一通り話終えてふう、息を吐く。熱中して話すぎたせいか、気がつくと2時間目の授業も終わり、放課になってた。 「で、誰なん?その悪魔って。」 その声にえっ、と顔を上げると目の前にいる優大が苦く笑ってるのに気がついた。 うん…そうか、そうか。 …………う…うそでしょう。 「はは、ま…まさか。」 嫌な汗が背中を伝ってゆく。 恐る恐る振り返れば、そこには奴の笑顔があった。 「同じクラスなんやって。よろしくな。」 ああ神様、そんなにあたしの事が嫌いなんですか?