「へぇ~。サキちゃんって冥火高校に行ってるんだな~。まだ高校一年生なんだ!俺たちは、高校二年生なんだ」


う、うるさい…。


ハッキリ言って、すごくうるさい。


かれこれ、車に揺られて早十分。


私の後ろに座っているリュウは、十分間休むことなく喋り続けている。


それに比べて、隣にいるジンはというと腕を組んで偉そうに寝ている。


ていうか、足!


コイツは、長い足を自慢したいのかいらないけど、足をすごく開いている。


いや、開いているのはいい。


けど!私の場所少ないんだけど!


遠慮ってもんをしろよ!