もしも時間が戻せたら



押し倒されると思って身構えていたのに、しばらくたっても勢いがこない。



だからゆっくりと上を向いた。




「少し話をしようね」




そう言って私の隣に座る李央。ありえない事だから余計に警戒してしまう。




「まりやー、最近うなされてばかりだけど、辛いなら俺に言うんだよ?」




私はバッと李央の方を向いた。




何が起きてるの?私の頭の中はもう何がなんだかわかっていないようだ。




だって犯してきたり酷いことばかりしてきた人が、まるで子供をあやすかのように優しい声で話しかけてくるんだから当たり前でしょう?




「なんでそんなこと言うの?李央はそんな人じゃないでしょ?」




私は思わず思ってることを口にしてしまった。