ひとりかくれんぼ

「あぁ、30年前に、その山田秋穂の行方不明になった事件を担当していたんだ。」

私達は顔を見合わせた。

「じゃあ、何かわかることってありますか?私たち、呪いを解きたいんです!」

「わかった。協力しよう。」

その後、私達は事件のことを詳しく聞いた。

でも、呪いを解くのに必要な情報は、何一つなかった。


「はあ…。もう、どうすんだよ?!呪いに俺達は殺されていくのか?!」
神谷くんは、焦っていた。きっと、死にたくないって思いが強いからだ。

「ありがとうございました。何か、情報になるような事がわかったら、教えてください。」

私は、神谷くんとは真逆に、落ち着いてお礼を言った。

「君達も、気を付けなさいよ」

そう言って、警察は部屋を出ていった。

その途端、神谷くんが喚きだした。

「うわぁあぁぁ!!死にたくないよ、死にたくないよぉお!!もう、助かる方法なんて、ないじゃないかぁ!!!」
「か、神谷くん、落ち着いて…」

すると、紫音まで泣き出した。
「私が次に死ぬんだ…。死んじゃうんだ…。」

「皆、やめてよ…。」

皆が諦め始めるから、私まで泣いてしまった。

「うぅっ。わた、しが…、寝言に、応えなければ…、美希が死ぬ、ことも、な、かったの、に…。」

もう、私も諦めてしまって、一気に後悔が私を包み込んだ。

「皆、やめろ!!バカか!諦めたら100%死ぬだろ!諦めなかったら、1%でも、助かる可能性はあるんだよ!!諦めんな!!」

祐希くんの言葉に、皆は泣き止んだ。

「最後までやりきろう!」
「「「うん。」」」

私達はまた、呪いと戦うと決めた。