なぜか、嬉しく感じてしまった。

傷ついてるってことは、俺の事まだ好きって事だろ?

その時俺は、後悔してはいなかった。



キスした女には、謝って別れた。

クラスで、女達と話していたら
彼女が話しかけてきた。

「流、今時間ある?」
正直嬉しかった。

もう、名前呼んでももらえねぇと思ったから。
「おう」

けど、自分の気持ちとは裏腹に素っ気なく言ってしまった。

「じゃあ、ちょっと付いてきて」
その言葉を聞いた俺は、少し胸騒ぎがした。

女達がギャーギャー言ってたけど、聞いていなかった。

俺は、彼女を見つめて
「いいよ」
と言った。

そしたら、またギャーギャー言い始めたが、俺がなだめた。

俺は、彼女に付いていった。