手も震えてるし、めっちゃ勇気だしたんだなってわかる。


「いいよ。付き合う」

「えっ?」


今は正直これが恋かはわかんねぇけど、付き合ったらなにか変わるかもしんねぇしな。

本城はOKされたのによっぽど驚いたのか、ポカンとしている。


「ほ、本当?」

「ああ」


こうして、俺は本城と付き合うことになった。

本城は頭が良かったから、同じ高校に行こうと言われたときはひやっとしたけど、俺も結構良い方だから同じ高校に行くことにした。