走って部屋に戻り制服に着替えた。





真っ白のカッターシャツにクリーム色のセーター。



赤と黒のチェックスカートとリボン。
これはネクタイとリボンがあるみたいだけどどっちでもいいみたい。






紺の膝下までの靴下にローファー。





スクバの端にブレザーと同じ校章が入っていた。






鏡の前に立ち後ろ髪と同じ長さの前髪を掻き上げる。






「か可愛い…」





って言うか入試テスト受けなくてよかったのかな?






飛び級だからOK?






部屋の冷蔵庫からミルクを出して隣の部屋に行く。




「白兄〜行こう!」





「ん…似合ってるな。」





部屋から顔を覗かせた白兄はグレーがべースで青とのチェックのズボンを着ていた。







「「いってき」」







吹き抜けの玄関で2人叫ぶ。






そして100m以上先に見える門を自転車に跨り漕いでいた。






「毎朝運動かぁ…寝たいなぁ」





「雪は低血圧だからな。10分程度で着くさ。」






「そっかそっか。」






赤やピンク、水色や黒のランドセルとともに黄色の帽子が並んで歩いてたり、学ランやセーター服の子どもたちがふざけ合ったり満面の笑顔で登校していた。








暫く自転車を飛ばしていると似たような制服の人がちらほら見えてきた。