別れの時が来るまで




どんどん進んでいくHRで私の周りから離れまいと陣を取る馬鹿たち。







そして、少し離れたところからガンを飛ばして来る古来龍。










「本当馬鹿ばっか。」








呆れたように私はため息をついた。








「白雪姫。トイレ行くんだけどついてきてくれない?」






「うん。いいよー!」







クラスの女子とのやりとりを後ろで聞いていた皐那は私に何か言いたげだった。









けど、聞こうとする前に半ば無理矢理連れて行かれた私。










「ねぇ、白雪姫さ自分が美人だからって調子乗ったりしてないよね?」








なんでそんな事…







「思ってるわけないじゃん!私が美人?そんなわけないじゃん!皐那は美人だけどね、トイレするんでしょ?待っとくからしておいでよ。」







「う、うん。」




ちょっと頬を引きつらせてる女子たちはそれぞれ個室に入っていった。









なんか…胸騒ぎ。












ハッキングいそがなくちゃいけないわ