別れの時が来るまで




私はそんなこと思いながら雑魚寝を解除してあげる。





「そろそろ帰らなくちゃ。」






風邪引かないように毛布を掛けてショルダーバッグに美羽を入れて部屋から出た。






バイクで家へ戻る途中。いつもの風景が去って行く。





その時…ブォオオオン






「ニャーニャー」




「やっぱりそうだよね?」






バイクの集団の音…って事は暴走族の可能性が高くなるって訳で






脇道がないってのが絶望的。




「橋にでも寄って過ぎるの待つしかないよね。」




「ニャー」






私はバイクを傾け脇に寄せると丁度先頭の集団が見えた。






古来龍_______........





ブォオオオン…ブォオオオン…










バイクのライトが道路一面を埋め尽くしていた。