別れの時が来るまで

凄く賑やか、色んな光景と重なり楽しい。






「今日は倉庫行くのか?」




「そうする。」





「そうか。くれぐれも…だぞ。」








「うん。分かってるよ。」




白兄は焼きそばオムレツを食べながら中庭を眺めていた。







昼休みが終わる頃また騒ぎは大きくなっていた。




「白先輩とどういう関係?」

「抜けがきなんて許さないんだから。」




飛んだ勘違いにも程があるんだけど。



「白兄は実兄だよ。禁断の恋じゃあるまいし抜けがきなんてとんでもないよ。」







それを聞いた女子たちは「白兄」とブツブツ繰り返していて怖いから。






「白雪姫〜肌の手入れってどうしてるの?」



「何もしてないよ。」





白雪姫って笑いがでそうなんだけど。





ニキビも目立つ程出来なかった。



「猫ちゃん!」「雪ちゃん」「白雪姫」「舞学のマドンナ」「冬ちゃん」






最後の冬ちゃんって吹き出しそうだった。






ただ、媚売りの視線が私を刺す。








それから午後授業が始まり男女とも蜘蛛の子が散るように帰って行った。