「1年7組の峰山です!有村先生に用があります!入ってもいいですかっ」

私は地声で話す割合と裏声で話す割合が半々だ。

職員室で先生を呼ぶときはもちろん裏声。

さらに、わざと子どもっぽくなるように意識している。


だって

『1年7組の峰山です。有村先生に用事があってきました。入室してもよろしいでしょうか。』

なんて、可愛くないでしょ?

「はーい」

私は有村先生のこの返事がすき。

決して笑顔というわけではなく、真顔。

愛想は皆無だ。

それでも

「峰山ーどうしたー?」

って必ず聞いてくれる。

すき。

先生。