キライになりたい曲




2人でいるときは当たり前になり過ぎてて分からないけど、
夏海はこうして、正反対な私のことも受け入れてくれてたんだ。


小さい時から一緒にいる夏海が、
やけに大人に見えた。

同い年なのに。



「たしかに、秋季さんぽいのかもしれませんね。
凛冬が大好きな」


「…!咲桜ほんとお前な」


ニヤっと不敵に笑う咲桜ちゃんを、

黙ってココアを飲んでいた凛冬が
顔をあげて睨む。


私も不意打ちで、体温が上がるのを感じた。



「知ってる?秋季さん。
未だに凛冬の財布の中に…」

財布?


「待て。それ以上言ったら
今後旦那のグチ効かないからな」

「まだ旦那じゃないし。
別に夏海さんに聞いてもらうからいいもんねー」

「え?私なの?私より秋季がオススメ」


「勝手にオススメしないでよ

って、そうじゃなくて!
財布の中がなに?」