キライになりたい曲
恋愛(ピュア)
完
0
薫いちか/著
- 作品番号
- 1183947
- 最終更新
- 2020/04/12
- 総文字数
- 14,066
- ページ数
- 42ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 6,117
- いいね数
- 0
大好きな彼が、好きなもの。
それだけで大切に想えて、
私も好きになれると思ってた。
「この曲、好きなんだよね」
なにげなく教えてくれたあの曲も、
例外ではないと思っていたの。
【 キライになれない曲 】
ー… 聴きたくなんかないのに、恋しい。
2015.03.05〜
2019.08.06〜リニュ
2020.04.12ーEND
*thanks review
綺森さま、夢雨さま
いつもありがとうございます!
この作品のレビュー
2020/06/02 22:45
投稿者:
夢雨
さん
だけどきみを繋いでくれる
大好きな人が大好きだった曲。 だから大好きになりたかったのに、いっしょに大切にしたかったのに、思い出すたびに苦しくて。 聴かないようにしてた。遠ざけてた。 それでなくとも、ずっと隣にある記憶のせいで、どうにも思い出してしまうから。 『だけどやっぱり、一緒に幸せになりたかった』 好きな人が幸せならそれでいい、どんなにそう思っていたとしても、誰だっていちばんに願ってしまう気持ちだと思う。この言葉に胸がぎゅーっと苦しくなりました。 凛冬が好きだった曲と、秋季のキライになりたい曲。それがこれから、何度だってふたりを繋いでくれるのかもしれない。 好きな人の、好きなもの。多かれ少なかれ、きっと誰もが体のどこかに秘めている。 キライになりたい曲がある人も、キライになってしまった曲がある人も。きっとなにかをぎゅっと大切にしたくなる、かわいくて切ないお話です。
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