「うん…」

由真は、キスを返す。

「由真…」

「河内!」

「うん?」と河内は、後ろを向く。

「え! 河内て 由真と付き合ってんの? 違うよね お願いだから違うて言って」

「違うよ」

「凛?」

「由真、あんたは、あの時…」

「言わないで」と由真は、さえぎる

「最低 あんたなんか」

「凛!」

「もう、嫌よ由真」と凛は、言うと走ってい行った。

「待って」と由真は、凛を追いかけた。

「クッソー 南に先を行かれた」

河内は、由真がいなくなった後にそう叫んだのだった。