そのころ由真たちの方は…

南は、救急車に乗せられ、その付き添いに由真が乗って出発した。

「南?」

「由真?」

「南!」

「頭が」と南は、言うと頭を抑える。

「南? 大丈夫」

「大丈夫だ?」

「よかった」

「何があったんだ?」

「どこまで覚えてる?」