「みつばはすごく不器用で人見知りだから
初めてだと緊張してああなっちゃうの
ましてや男の人が苦手だから…」











それを聞いたその人は
なるほど!って顔になる











「それなら言ってくれよ〜!触ってごめん!
俺は1年の手嶋 湊(てしま みなと)って言うんだ!」











同い年か…



なんだか不思議な人だな〜











「怒ってごめん
私1年の如月 みつば。」











初めて自己紹介した…

緊張する…





私の緊張を知ってか知らずか
芽命がニコニコと微笑んでる











「私も1年の神尾芽命!
手嶋くんのことは知ってるよ〜」





「え?知ってるの?」





「うんっ!変人って有名だよ」





「そっかー
普通だと思うけどな〜」











へ、変人って有名なんだ

入学したばっかりなのに




でもまぁ確かにちょっと変かも…







そしてすぐにニコッと笑って手嶋くんは頭を下げる











「これからよろしくお願いしますみつばお嬢さま、芽命お嬢さま」











そう言った




本当に変な人








そう、湊くんとの出会いはここででした









それからずっと3人(主に手嶋くんと芽命)で
話していた