そう、あの時のことは絶対に忘れれない











「俺あの時から姉ちゃんがすっごい好きだった
絶対俺が守るって決めてた」











なんだよ、私も同じこと思ってたよ





四葉は私から離れて見つめてくる











「姉ちゃんと喋る男は俺だけだって
俺だけは特別なんだって思ってた」











あ、なんとなく言いたいことはわかった




今の私の特別は四葉だけじゃない

湊くんもだから











「手嶋先輩に取られた
悔しい反面、姉ちゃんが変わってくれて嬉しい」











こんなにも姉思いの弟がいるのかな?



私こんなに幸せでいいのかな?












「姉ちゃんおめでとう!!」











急に大声で

とても嬉しそうに笑ってくれた四葉





四葉、私すごく嬉しい











「ありがとう四葉♪」











大好き四葉!













「ゴホゴホ」





「風邪?」





「わ、わからないけど大丈夫だよ」











心配症で優しくて頼れる四葉が弟でよかった





そう思えた日でした