そしてとうとうやってきた
待ちに待った夏祭りの日
手嶋くんと連絡はとってないから約束破らないかな?なんてちょっと不安だけど…
「姉ちゃん起きてる〜?」
私がベットでボーっとしていると
部屋のドアが開いて四葉が入ってきた
レディーの部屋にノックなしなんて…
って言うほど嫌じゃないんだけどね
「起きてるけどどうしたの?」
私はもうすぐで家でなきゃだからボーってして何も手に付かないんだよ…
四葉を見つめると、四葉はニヤーっと笑う
四葉のこの顔は怖いな
「姉ちゃん好きな人でもできた?」
「えっ!?」
「好きな人と祭り行くんでしょ」
待って待って、怖いよ四葉
なんでわかるの!?
「まぁ手嶋先輩ならいいか」
「な、なんで!?」
好きな人どころか手嶋くんってのもバレてる!
恐るべし、我が弟
「見てればわかる
手嶋先輩となら楽しそうだし話すから」
「う、まぁ…」
バレてるなんて恥ずかしい
きっと今私の顔は真っ赤だろう…
「ってことで、可愛くしてやるよ姉ちゃん」
不敵にそう笑ったかと思うと
近付いてきた
わ、私どうなるのー?!