「ゴホゴホッ…ゴホッゴホゴホッ」











ちょっとひとり喜んでいると
またしても咳が出だした











「大丈夫?
最近あんまり寝れてないだろ?」





「ゲホッ…ば、バレてたのゲホッ…?」











そう、痛みやら咳やらで
あんまりゆっくり寝れていないんだよね最近





何より湊くんが傍に居ないのが
一番の毒かもしれないけど…なんて





そう言えば冬織くんとの会話聞いてたのかな?

でも何も言わないってことは
言わなくてもいいってことだよね…




そう思おう











「大丈夫大丈夫
俺がついてるから安心して寝て」











そう言って湊くんは
私に優しく布団をかけてくれた




あたたかい


湊くんの心が伝わってきて
とても安心していい気持になる






本当に大好きだなぁ…









そんな幸せを噛み締めながら
私は少しだけ安心していつもよりは深く眠れた