【詩】この花をいま、君に捧ぐ


視線が交差するたび
君はついと瞳をそらし

廊下ですれ違うたび
君ははっとうつむいて

背中合わせで席に座るたび
君は途端に無口になる


声をかけようか
手を上げてみようか
君の話をしてみようか


さて……


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花言葉『思わせぶり』