その人を失ったからと言って、作中のように、「黒の世界」の心情になることはありませんでした。 現に彼女は、生きていて、大切にしてくれる人と幸せに毎日を過ごしてるわけですから。 彼女が幸せなら、私も幸せ。 そう思えるには、早過ぎるかもしれませんが、 現に私は、そう思っているわけです。 まったく、「愛しい」と書いて、「かなしい」と読ませた人は、天才だなとつくづく思うわけであります。 プロローグ「愛しい」 完