瑞希「っえ、」


急いで近くにある部屋着を頭から被った。


――ガチャ


瑞希「はーい、誰…克!?」


ドアを開けると目に映った人物は私の愛しの彼氏で。

痣とかの痛みが一瞬にして消え去り、満面の笑みで勢い良く抱きついた。


普段とらない行動に克は目を見開いていたが、私の背中に腕を回し抱きしめてくれた。


瑞希「どうしたの?」


ここに来た理由をたずねてみると。


克「いや別に。なんか様子が変だったから。」


克の答えに胸がドキリと飛びはねる。


瑞希「そう?別に普通だよ?」


克に悟られないよう今出来る精一杯の笑顔で返した。


克「そ。ならいいけど。」